記事さくいん
いままでに書いたノートの一覧です。気になる現象からどうぞ。
綱引きは8人になると力が半分に落ちる。見つけたのは心理学者ではない
1人の力を100とすると8人では49。有名なリンゲルマン効果の実験です。ただし測ったのは農業機械の技師で、原因も「手抜き」ではなく「息が合わないこと」だと書かれていました。
よみもの →「ツァイガルニク効果」は、59本の研究をまとめたら消えていた
途中でやめたことほど記憶に残る——1927年の有名な実験の話です。ところが100年ぶんの追試を集計すると、その差はほぼゼロでした。ただし生き残った部分もあります。
よみもの →ご褒美がやる気を殺すとき——デシのパズル実験
好きでやっていたことに報酬を出すと、かえって続かなくなることがある。1971年の実験が示したアンダーマイニング効果と、報酬設計で気をつけたいポイントを解説します。
よみもの →世界一美しい飛行機が教えてくれる、「もったいない」の値段
赤字と分かっていた超音速機コンコルドは、なぜ飛び続けたのか。サンクコスト(埋没費用)が判断を狂わせる仕組みと、映画館・ゲーム・恋愛での現れ方を解説します。
よみもの →SNSを閉じたあとの、あのざらつきに名前をつける
他人と比べるほど幸福度が下がるのはなぜか。フェスティンガーの社会的比較理論から、比較相手が「村の数十人」から「世界の上澄み」に変わった現代の話まで。
よみもの →暗記の続きは布団の中で——睡眠が記憶を「棚に移す」話
覚えたことは、眠っている間に脳内で整理され直しています。海馬から大脳皮質への「引っ越し」の仕組みと、テスト前の徹夜が損な理由を解説します。
よみもの →吊り橋効果は本当か——1974年の実験と、その後の「ただし書き」
揺れる吊り橋で出会うと恋に落ちやすい、あの有名な話。元になった1974年の実験の中身と、あまり知られていない後日談までたどります。
よみもの →昼寝は20分まで——パワーナップの「ちょうどいい長さ」の科学
短い昼寝は午後の集中力を立て直すのに効く。ただし30分を超えると逆効果になる理由と、目覚めを軽くする「コーヒーの飲みどき」まで解説します。
よみもの →1913年8月18日、モンテカルロで黒が26回続いた夜
「そろそろ赤が来るはず」で財産を失った人たちの話。ギャンブラーの誤謬がなぜ起きるのか、そしてソシャゲの「天井」はこの話とどう違うのかを整理します。
よみもの →忘却曲線のほんとうの読み方——「20分で42%忘れる」は少し違う
エビングハウスの忘却曲線は、実は「忘れた量」のグラフではありません。自分を実験台にした135年前の研究の中身と、よくある誤読、復習への活かし方を解説します。
よみもの →「デマは6倍速い」の6倍は、何と何を比べた数字なのか
ツイッターの12万件のうわさを11年ぶん追った有名研究。ウソを広めていたのはボットではなく普通の人でした。そして、この研究自体もまた誤って広まりました。
よみもの →頭の中で同じ曲が鳴りやまない——イヤーワームの止め方
9割の人が経験する「脳内リピート再生」の正体。なりやすい曲の3つの特徴、途中で聴くのをやめると悪化する理由、研究で報告されている対処法まで。
よみもの →友達の上限は150人?——ダンバー数と、その数字への異論
人間が安定した関係を保てるのは約150人まで、というダンバー数。サルの脳から導かれた根拠と5・15・50・150の層構造、そして近年の再検証まで紹介します。
よみもの →12%と99.9%——チェックボックスひとつが生んだ差
臓器提供の同意率が国によって12%と99.9%に分かれた理由は、国民性ではなく申請用紙の初期設定でした。デフォルト効果とナッジ、そして身の回りの「選ばされ」を解説します。
よみもの →真似されると、なぜか好きになる——カメレオン効果の実験
相手のしぐさをさりげなく写し取ると好感度が上がる。1999年の実験では、真似されたことに気づいた人はわずか2.7%でした。ミラーリングの仕組みと限界を解説します。
よみもの →人が多いほど、誰も助けない——傍観者効果と38人の伝説
目撃者が多いほど通報されにくくなるのはなぜか。傍観者効果を生んだ1964年の事件、実験が示した数字、そして事件報道そのものが誇張だったという後日談まで。
よみもの →「コピーを取りたいので」——中身のない理由が94%通った実験
お願いに「なぜなら」を足すだけで承諾率が跳ね上がる。1978年のコピー機実験が見つけた、脳の自動運転モードの話。効かなくなる条件もあわせて解説します。
よみもの →会話の沈黙が気まずくなるまで、何秒あるか
会話が途切れた瞬間の、あの落ち着かなさの正体。オランダの研究が示した「4秒」という目安と、沈黙を怖がるほど会話が浅くなる逆説について。
よみもの →ルーレットの数字が答えを変える——アンカリングという錨
直前に見ただけの無関係な数字が、その後の判断を引っ張る。カーネマンとトヴェルスキーの実験から、値札や交渉で今日も動いているアンカリングの仕組みを解説します。
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