人間関係
「人間関係」のノート 13冊。
悪口を言うと自分がそう見られる——ただし本人がその場にいると効果は消えた
他人の欠点を話すと、その欠点が話し手の印象になる「特性転移」。1998年の実験では、話し手と中身が無関係だと分かっていても起きました。ただし2007年の追試では、話題の本人が同席していると効果が消えています。
よみもの →コーヒーをこぼして好かれたのは正答率92%の人だけ——プラットフォール効果の条件
完璧な人より少しドジな人が好かれる、というプラットフォール効果。1966年のアロンソンの実験では、同じ失敗で好感度が上がったのは有能な人だけでした。4年後の研究では、見る側によって逆効果にもなっています。
よみもの →「ツンデレは科学」の実験、追試で勝ったのは最初から褒め続けた人でした
冷たかった相手が急に優しくなると刺さる——その根拠は1965年、自分への評価を7回盗み聞きさせる実験です。ただし1972年の追試では、好感度を決めていたのは順番ではなく褒められた回数のほうでした。
よみもの →フランクリン効果、効いていたのは「助けたこと」ではなく「頼まれたこと」だった
気まずい相手には小さな頼み事をするといい——この助言の出どころは1737年の一冊の本と1969年の実験です。ただし2016年の研究では、頼まれずに助けた人の好感度は上がりませんでした。
よみもの →曲を叩いていない、答えを知っているだけの人も「50%は当たる」と答えた
机を叩いて曲を当ててもらう有名な実験。正解は120回のうち3回でした。ただし本当に効くのは、叩いてすらいない傍観者まで50%と答えたという、あまり紹介されないほうの結果です。
よみもの →コーラ1本おごられた学生は、感じの悪い相手からでもくじ券を買った
1971年の実験で、コーラを1本もらった学生のくじ券購入は0.92枚から1.73枚へ増えました。おもしろいのは、券を買う枚数が「相手を好きかどうか」と無関係になっていたことです。返報性の実験と、40年で20%が2%になった話。
よみもの →質問を1つ増やすと、20回のデートで1回多く「また会いたい」が返ってきた
4分間のスピードデート2,000回ぶんの録音を分析すると、質問を1つ足すごとに二度目の約束が増えていました。ただし効いたのは掘り下げる質問だけで、質問の数そのものは逆効果という反論もあります。聞き上手の科学。
よみもの →授業に黙って座り続けた女性の好感度は上がった。ただし顔は覚えられていなかった
出席回数だけを変えた4人の女性。学期末の魅力の評価は3.62から4.38へ上がりました。ところが「見覚えがあるか」の点数はほとんど動かない。単純接触効果の実験と、10〜20回で頭打ちになるという上限の話。
よみもの →吊り橋効果は本当か——1974年の実験と、その後の「ただし書き」
揺れる吊り橋で出会うと恋に落ちやすい、あの有名な話。元になった1974年の実験の中身と、あまり知られていない後日談までたどります。
よみもの →友達の上限は150人?——ダンバー数と、その数字への異論
人間が安定した関係を保てるのは約150人まで、というダンバー数。サルの脳から導かれた根拠と5・15・50・150の層構造、そして近年の再検証まで紹介します。
よみもの →真似されると、なぜか好きになる——カメレオン効果の実験
相手のしぐさをさりげなく写し取ると好感度が上がる。1999年の実験では、真似されたことに気づいた人はわずか2.7%でした。ミラーリングの仕組みと限界を解説します。
よみもの →「コピーを取りたいので」——中身のない理由が94%通った実験
お願いに「なぜなら」を足すだけで承諾率が跳ね上がる。1978年のコピー機実験が見つけた、脳の自動運転モードの話。効かなくなる条件もあわせて解説します。
よみもの →会話の沈黙が気まずくなるまで、何秒あるか
会話が途切れた瞬間の、あの落ち着かなさの正体。オランダの研究が示した「4秒」という目安と、沈黙を怖がるほど会話が浅くなる逆説について。
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