組織のふしぎ
「組織のふしぎ」のノート 9冊。
仲のいい病棟ほど投薬ミスが多い。心理的安全性は、この矛盾から生まれた
1996年、エドモンドソンは看護チームの調査で「関係が良い病棟ほどエラーが多い」という逆の相関を見つけました。心理的安全性という言葉の出発点と、Googleの180チーム調査、そして「ぬるい職場」との線引きまで。
よみもの →「全員が賛成した会議で、全員が反対だった」アビリーンのパラドックス
誰も行きたくないのに一家4人が炎天下を106マイル走った。1974年に報告されたアビリーンのパラドックスを、元の逸話の細部と、その後の社外取締役調査やオンライン実験まで戻して確かめます。
よみもの →「期待すれば人は伸びる」の実験で伸びたのは、1年生と2年生だけでした
ランダムに選んだ名簿の子が本当にIQを伸ばしたピグマリオン効果。ただし1年生は27.4点上がった一方で、3年生以上ではほぼ差が消えます。追試の記録と、職場で使うときの条件。
よみもの →「やる気を失う」は学習ではなかった——50年後、提唱者本人が自説を裏返した
1967年のセリグマンの実験で知られる学習性無力感。ところが2016年、著者本人たちが「順序が逆だった。学習されるのは無力感ではなく、コントロールのほうだ」と書き直しました。その中身と、職場に持ち帰れる話。
よみもの →1000万ポンドの原子炉は2分半、350ポンドの駐輪場は45分
会議が長引くのは意志の弱さではなく、1955年に法則として書かれていました。元になった英海軍本部の統計、実験室で確かめられるまでにかかった44年、そして「効いていたのは時間ではなく目標だった」という後日談まで。
よみもの →体格の評価が高い兵士は、なぜか知性も統率力も高いことになっていた
1920年、ソーンダイクが137人の航空隊候補生の評価表を調べると、無関係なはずの項目同士が揃って連動していました。ハロー効果の始まりと、「知っていれば防げる」が成り立たなかった実験、そしてこれは本当に誤差なのかという議論。
よみもの →売上2倍の営業ほど昇進する。そして部下の伸びを7.5%削る
「人は無能になるまで出世する」ピーターの法則は、もともと真面目な理論ではなく風刺として書かれた本でした。半世紀後、214社の営業データで検証した結果と、それでも会社は間違っていないという反論。
よみもの →綱引きは8人になると力が半分に落ちる。見つけたのは心理学者ではない
1人の力を100とすると8人では49。有名なリンゲルマン効果の実験です。ただし測ったのは農業機械の技師で、原因も「手抜き」ではなく「息が合わないこと」だと書かれていました。
よみもの →ご褒美がやる気を殺すとき——デシのパズル実験
好きでやっていたことに報酬を出すと、かえって続かなくなることがある。1971年の実験が示したアンダーマイニング効果と、報酬設計で気をつけたいポイントを解説します。
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