2日(月)の米国市場は、指数によって明暗が分かれました。原油の急落を受けてダウ平均は213ドル高と反発しましたが、ハイテク株・半導体株の売りが続き、ナスダック総合指数は1%あまり下げています。なお、きょう3日の東京市場は文化の日で休場です。

11月2日(月)の米国市場 終値 前日比
NYダウ工業株30種 51,983.98ドル +213.67(+0.41%)
S&P500種株価指数 7,541.40 −38.67(−0.51%)
ナスダック総合指数 25,164.32 −272.68(−1.07%)
参考 値
WTI原油先物(12月限)清算値 1バレル96.46ドル(−7.36%)
ブレント原油先物 1バレル104.77ドル(−7.63%)
10月のISM製造業景況指数 55.5(9月は54.5)

何があった?

ハイテク株の売りが止まらず。 ヤフーファイナンスによると、3日の中間選挙を前にハイテク株からお金を移す動きが続き、半導体株が下げました。ナスダック総合指数は10月の1か月で5.2%下げており、11月も下げで始まった形です。オラクルは200億ドルの資金調達を発表し、借金が増えることへの警戒から5%下落したと伝えられています。

原油は7%超の急落、ダウは反発。 米国とイランの外交交渉への期待から原油が大きく下がりました。CNBCによると、WTI原油先物の清算値は1バレル96.46ドル(−7.36%)、ブレントは104.77ドル(−7.63%)です。燃料費が下がるとの見方は、ハイテク以外の幅広い銘柄の支えとなり、ダウ平均は反発しました。みんかぶによると、ニューヨーク外国為替市場でドル円は157円台後半で底堅く推移しました。

ISM製造業景況指数は上昇。 10月のISM製造業景況指数は55.5と、9月の54.5から1ポイント上がり、市場予想を上回りました。ヤフーファイナンスによると、仕入れ価格の項目は75.2と、9月の77.9から下がったものの高い水準にとどまっています。米10年債利回りは4.89%台に低下しました。

引け後にアップルとパランティアが決算発表。 アップルの7〜9月期(会計年度の第4四半期)は、売上高が1,145億ドルと前年同期比12%増え、9月までの3か月としては過去最高でした。1株あたり利益は2.10ドルで、市場予想(約2ドル)を上回っています。iPhoneの売上高は約576億ドルで、9月に発売されたiPhone 18 Proの販売が含まれます。9月にティム・クック氏から最高経営責任者を引き継いだジョン・ターナス氏のもとで初めての決算でした。株価は通常取引で約1.8%下げており、時間外取引の値動きは報道によって上げ下げがまちまちです。

パランティアの7〜9月期は、売上高が23.13億ドルと前年同期比96%増え、初めて20億ドルを超えました。ヤフーファイナンスによると、市場予想(21.7億ドル)を上回り、通期の売上高見通しも引き上げています。

注目ポイント

  • きょうは米国の中間選挙。 3日(火)は米国で中間選挙が行われます。開票は日本時間の4日にかけて進む見込みで、議会の勢力図が政策の見通しにどう影響するかが注目されます。みんかぶは、恐怖指数(VIX)が再び20を上回ったと伝えています。

  • 東京市場は休場、あすの値動きに注目。 きょうは文化の日で東京市場はお休みです。米国でのハイテク株売りや原油安、アップル決算への反応などは、4日(水)の東京市場でまとめて反映されることになります。

  • 今週後半は雇用統計。 6日(金)には10月の米雇用統計が発表されます。ISM製造業景況指数が予想を上回ったなかで、雇用の強さが確認されるかが次の焦点です。

ひとこと解説

「清算値(せいさんち)」ってなに? 原油などの先物取引で、その日の取引を締めくくる基準として取引所が決める価格です。株でいう「終値」に近いものですが、先物は取引時間が長く夜間も動くため、清算値が決まったあとも時間外取引で値段は変わり続けます。ニュースで「原油先物は○ドルで引けた」とある場合、多くはこの清算値を指しています。

出典