26日(月)夜の米国市場は、FOMC(米連邦公開市場委員会)と大手ハイテク企業の決算が集まる1週間の初日です。前週末23日は中東情勢の悪化による原油高でダウ平均が652ドル下げましたが、週明けは原油高がやや落ち着き、株価指数先物は小幅高で推移しています。
| 23日(金)の米国市場 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種 | 52,215.16ドル | −652.82 |
| S&P500種株価指数 | 7,623.68 | −39.75 |
| ナスダック総合指数 | 25,955.34 | −53.52 |
| 米株価指数先物(12月限) | 東京時間20時23分 | 東京時間21時29分ごろ |
|---|---|---|
| ダウ平均先物 | 52,560.00(+0.32%) | 52,633.00(+239.00) |
| S&P500先物 | 7,663.75(+0.05%) | 7,694.75(+0.46%) |
| ナスダック100先物 | 29,111.25(−0.02%) | 29,353.25(+0.81%) |
※20時23分はみんかぶ、21時29分ごろは米ヤフーファイナンスの表示によります。
| 26日(月)の東京市場 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 62,189.65円 | −503.51(−0.80%) |
| TOPIX | 3,972.98 | +7.17(+0.18%) |
| 取引開始前に決算を発表した主な企業 | 内容 |
|---|---|
| ベライゾン(7〜9月期) | 売上高343億ドル(前年同期比+1.5%)、調整後1株利益1.31ドル(+8.3%)、ポストペイド携帯の純増40.6万件。年間の見通しを引き上げ |
何があった?
原油高がひと休み。 先週は中東情勢の緊迫で原油価格が大きく上がり、インフレへの警戒から株価の重荷になりました。週明けは、カタールの仲介者がイランを訪れたとの報道もあって原油が下げています。米ヤフーファイナンスによると、WTI原油先物(12月限)は2%あまり下げて1バレル100ドル台、みんかぶも時間外取引で101ドルを割り込んだと伝えています。
先物は午後から夕方にかけて上げ幅を広げる。 フィスコは東京時間13時30分の時点で「買い先行となりそう」とし、前週末の調整に対する自律反発の買いを見込んでいました。20時台にはナスダック100先物が小幅安の場面もありましたが、21時半ごろには3指数の先物そろって上昇しています。
ベライゾンは契約の伸びが好調。 米通信大手ベライゾンの7〜9月期は、売上高が市場予想をやや下回った一方、ポストペイド(後払い)携帯電話の純増が40万6,000件と、7〜9月期として5年ぶりの多さになりました。会社は2026年の調整後1株利益の見通しを5.04〜5.06ドルへ引き上げ、アマゾンのクラウド部門AWSとのAIインフラの契約(20億ドル超)も発表しています。
ブラジル関連が急落。 25日のブラジル大統領選の決選投票で、ルラ大統領が予想に反して再選を決めました。選挙前はボルソナロ氏の勝利を見込んでブラジルの株や通貨が買われていたため、その巻き戻しが起きています。米国に上場するブラジル株のETF(EWZ)は、取引開始前に一時26〜27%下げたと複数のメディアが伝えています。
注目ポイント
今夜の経済指標は少なめ。 米国では9月のシカゴ連銀全米活動指数と、10月のダラス連銀製造業景況指数(日本時間23時30分)が予定されています。どちらも市場への影響は小さめとみられ、今夜は決算や原油の動きが材料になりそうです。
米長期金利は5%に迫る水準。 米10年債の利回りは4.99%台と、5%の手前で推移しています。金利の高さは、株価の割高感を意識させやすい要因です。
今週の山場はFOMCとハイテク決算。 FOMCの結果は日本時間29日午前3時に発表されます。インベスティング・ドットコムによると、今回は据え置きの見方が多い一方、CMEのFedWatchでは12月会合での利上げの確率が約73%となっており、ウォーシュFRB議長の会見に関心が集まっています。28日にはマイクロソフトとアルファベット、29日にはアマゾンが決算を発表し、AI投資の行方が試されます。
新興国のリスクにも目配り。 ブラジルの株や通貨が大きく動くと、ほかの新興国の資産にも売りが広がるかが気になるところです。今夜のブラジル市場の取引が始まってからの値動きが一つの手がかりになります。
ひとこと解説
「ポストペイド」ってなに? 携帯電話の料金を、使ったあとに月ごとに支払う契約のことです。日本でいう一般的な月額の契約にあたります。前払いの「プリペイド」に比べて解約されにくく、毎月の収入が安定しやすいため、米国の通信会社の決算では「ポストペイド携帯の純増数(新規から解約を引いた数)」が業績の勢いを見る重要な数字として注目されます。
出典
- 米株価指数先物 時間外取引 まちまち、ナスダック100先物は0.02%安(2026年10月26日20:34) - みんかぶ
- Stock market today: Dow, S&P 500, Nasdaq futures rise ahead of busy week of earnings, Fed rate decision - Yahoo Finance
- 米国株先物、テック株急落後にわずかに上昇-FRB会合と決算に注目 - Investing.com
- 米国株見通し:下げ渋りか、自律反発狙いの買いも - 財経新聞(フィスコ)
- NYダウの振り返りと見通し:中東緊張で4日ぶり反落(2026年10月26日) - OANDA証券
- Verizon Communications Form 8-K Exhibit 99(3Q 2026) - SEC
- Verizon Delivers Another Record-Breaking Quarter with 3Q 2026 Results - GlobeNewswire
- Verizon (VZ) Q3 2026: Adj. EPS 1.31, Revenue 34.3bln; signs AI infrastructure deal with AWS - Newsquawk
- Brazil stocks brace for selloff after Lula's win; EWZ ETF falls 27% in premarket - Invezz
- U.S.-listed Brazilian shares slump after shock Lula election win - Investing.com
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