来週(10月26日〜30日)の東京市場は5日間すべて立ち会いがあります。今週の日経平均はAI投資への不安と原油高で2,631円下げ、2週続けての大幅安で約3カ月ぶりの安値となる6万2,693円で終えました。来週は日米の金融政策の会合と、米国の大手ハイテク企業の決算が同じ週に集まります。値動きが大きくなりやすい日程のなかで、6万2,000円台を保てるかが一つの目安になりそうです。まずは今週末の位置と、各社が示している目安を確認します。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 日経平均 今週末終値(10/23) | 62,693.16円(週間 -2,631.13円、-4.03%) |
| TOPIX 今週末終値(10/23) | 3,965.81(週間 -100.19、-2.46%) |
| 来週の予想レンジ(ザイ・オンライン) | 6万〜6万5,000円 |
| 下値の目安(外為どっとコム) | 6万2,000円(割り込むと下値を探る展開も) |
| 株探が挙げる節目 | 7月末安値 60,448円/下値の支えとみる帯 6万〜6万1,500円 |
| 9月全国CPI(生鮮食品を除く総合) | 前年同月比 +2.1%(9カ月ぶりの2%台) |
| 日銀の政策金利(テレ東BIZ) | 1.25%程度(9月会合で利上げ) |
| 週末(10月23日)の米国市場 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種 | 52,215.16ドル | -652.82 |
| S&P500種株価指数 | 7,623.68 | -39.75 |
| ナスダック総合指数 | 25,955.34 | -53.52 |
来週の注目日程
| 日付 | 予定(時刻は日本時間) |
|---|---|
| 10/26(月) | 日本の決算:コーエーテクモHD。独:10月IFO企業景況感指数。米国の決算:ベライゾン(米国市場の取引開始前) |
| 10/27(火) | 日本:9月企業向けサービス価格指数。日本の決算:オービック、カプコン。米:FOMC(1日目)。米:新築住宅販売件数、10月消費者信頼感指数。米国の決算:コカ・コーラ、ボーイング、ビザなど |
| 10/28(水) | 日本の決算:日立製作所、アドバンテスト。米国の決算:アルファベット、マイクロソフト、KLA(いずれも米国時間28日の取引終了後=日本時間29日早朝) |
| 10/29(木) | 米:FOMCの結果発表(日本時間29日午前3時)とウォーシュFRB議長の会見。日銀会合(1日目)。日本の決算:オリエンタルランド、富士通、コナミグループ。米:7〜9月期GDP速報値、9月個人所得・個人消費支出(PCE)(21:30)。ECB理事会。米国の決算:アマゾン、インテル、サンディスク(米国時間29日の取引終了後=日本時間30日早朝) |
| 10/30(金) | 日銀会合の結果発表、展望レポート、植田総裁の会見。日本:10月東京都区部CPI、9月失業率。日本の決算:キオクシアHD。米:7〜9月期雇用コスト指数(21:30)。米国の決算:エクソンモービル、シェブロン(米国市場の取引開始前) |
注目ポイント
6万2,000円台を保てるかです。 外為どっとコムは、6万2,000円台を維持できるかが焦点で、割り込むと下値を探る展開も考えられるとしています。株探は、7月末の安値6万448円を下回ると「底割れ」の形になると指摘し、6万〜6万1,500円の帯で下げ止まれるかに注目しています。ザイ・オンラインは、急落後の値ごろ感から自律的な反発は期待される一方、戻り売りも出やすく、値動きの荒い展開を想定しています。
米大手ハイテク企業の決算でAI投資の見方が試されます。 今週はメタの巨額のAI投資計画が意識され、半導体・AI関連株が大きく売られました。来週は日本時間29日早朝にマイクロソフトとアルファベット、30日早朝にアマゾンとインテルが決算を発表します。日本経済新聞の週間展望は、AI・半導体関連を中心に有力企業の堅調な業績が示されれば、日経平均は上昇に転じる可能性が高いとみています。国内でもアドバンテスト(28日)やキオクシアHD(30日)の決算が手がかりになりそうです。
FOMCはウォーシュ議長の会見に注目です。 外為どっとコムによると、政策金利の据え置きの確率は9割を超えています。ザイ・オンラインは、据え置きそのものよりも、ウォーシュFRB議長が会見で追加の利上げへの姿勢を示すかが焦点だとしています。同じ29日の夜には米国の7〜9月期GDPと9月のPCEも発表され、物価と景気の手がかりが続きます。
日銀は据え置きの見方が多く、12月の利上げ観測が焦点です。 23日に発表された9月の全国CPI(生鮮食品を除く総合)は前年同月比2.1%上昇と、9カ月ぶりに2%台に戻りました。テレ東BIZは、日銀は前回9月の利上げの影響を見極めるため、今回は据え置くとの見通しを伝えています。外為どっとコムの為替の記事によると、23日時点で市場が織り込む利上げの確率は10月会合で約2.7%、12月会合で約62.8%でした。展望レポートの物価見通しや植田総裁の会見の内容によっては、金利や円相場を通じて株価に影響が出る可能性があります。
ひとこと解説
「展望レポート」ってなに? 日銀が年4回(1月・4月・7月・10月)の金融政策決定会合にあわせて公表する「経済・物価情勢の展望」のことです。今後2〜3年の成長率や物価上昇率の見通しを、政策委員の予想の中央値として示します。
金利を変えない会合でも、物価の見通しが引き上げられれば「先々の利上げが近づいた」、引き下げられれば「利上げは遠のいた」と受け止められやすく、為替や株価が動くきっかけになります。会合の結果は政策金利だけでなく、展望レポートの数字と総裁の会見をあわせて見ると、日銀の考え方がつかみやすくなります。
出典
- 来週の日経平均見通し(10/26〜10/30)|6万円割れはあるか?FOMC・日銀会合と米ハイパースケーラー決算に注目 - 外為どっとコム マネ育チャンネル
- 来週(10/26〜30)の日経平均株価の予想レンジは、6万〜6万5000円! - ザイ・オンライン
- <週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2026年10月23日(株探ニュース) - Yahoo!ファイナンス
- 日経平均は反転上昇、円は弱含む展開 キオクシアなど半導体関連決算 - 日本経済新聞
- Microsoft, Alphabet and Amazon Lead the Earnings Week of October 26 - StockTitan
- 10月利上げ見送りへ 日銀 影響見極め - テレ東BIZ
- 来週の為替予想(米ドル/円) ハロンズFX 2026/10/24 - 外為どっとコム マネ育チャンネル
- 【全国CPI】9月のコアは前年比+2.1%と予想通り2%台回復 - OANDA証券
- 日本:消費者物価指数(2026年9月) ─ コアCPIは9カ月ぶりの2%超え - 三菱総合研究所
- How major US stock indexes fared Friday 10/23/2026 - KRMG(AP)