12日(月)の東京市場はスポーツの日のため休場となり、日経平均株価やTOPIXの取引はありませんでした。アジアでは韓国株が大きく値下がりし、KOSPIは3.65%安と約2カ月ぶりに6,400ポイントを割り込んでいます。為替は東京の参加者が少ない薄商いのなか、ドル円が1ドル=158円台前半で推移しました。東京市場はあす13日(火)から再開します。

アジア市場(10月12日終値) 終値 前営業日比
韓国 KOSPI 6,384.24 -241.69(-3.65%)
韓国 KOSDAQ 849.19 -43.08(-4.83%)
上海総合指数 3,797.24 -16.55(-0.43%)
深セン成分指数 12,384.87 -256.99(-2.03%)
創業板指数 2,963.82 -79.51(-2.61%)
東京時間の為替(10月12日) 15時時点 15時までの値幅
ドル円 158円32銭 158円08銭〜158円40銭
ユーロ円 177円37銭 177円01銭〜177円47銭
ユーロドル 1.1203ドル 1.1186ドル〜1.1217ドル
休場前の東京市場(10月9日終値) 終値 前日比
日経平均株価 69,030.92円 -11.19(-0.02%)
TOPIX 4,104.81 +13.35(+0.33%)

何があった?

韓国株が急落、半導体株に売り — KOSPIは241.69ポイント(3.65%)下げて6,384.24で取引を終えました。4営業日続けての下落で、終値で6,400を下回るのは8月11日以来、約2カ月ぶりです。韓国の報道によると、米国のAI産業の成長性への懸念に加え、中国のメモリー半導体メーカーがシェアを広げるとの見方が半導体株の重しになりました。米長期金利が高い水準にとどまっていることも弱材料とされています。サムスン電子は4.39%安、SKハイニックスは4.52%安でした。

外国人が2兆ウォン超を売り越し — 投資家別では、外国人が2兆186億ウォン、機関が1,107億ウォンを売り越しました。個人は1兆4,674億ウォンを買い越しましたが、下げを止めるには至りませんでした。新興企業の多いKOSDAQは4.83%安と、KOSPIより大きく下げています。

中国株も下落、ハイテク株ほど下げ幅大きく — 上海総合指数は0.43%安の3,797.24と3,800を割り込み、深セン成分指数は2.03%安、新興企業向けの創業板指数は2.61%安でした。値下がり銘柄は4,300を超え、売買代金は前営業日より減っています。業種では、通信用の光部品(CPO)や銅箔、貴金属などが下げた一方、銀行株は逆行高となり、中国銀行や工商銀行などが上場来高値を更新しました。映画・メディア関連も買われています。

ドル円は158円台前半で小動き — ザイFX!(トレーダーズ・ウェブ)によると、ドル円は午前に原油相場の失速を受けて158円08銭まで下げた後、午後は時間外のWTI原油先物が1バレル90.80ドル前後まで買い戻されたことからドル買いがやや進み、15時時点で158円32銭でした。フィスコによると、夕方にかけては158円42銭まで上昇しています。

注目ポイント

  • 今夜の米国市場 — 米国はコロンブスデーで債券市場が休場ですが、株式市場は通常どおり取引されます。先週9日に上昇したハイテク株が、きょうのアジアの半導体株安の流れをどう受け止めるかが焦点です。
  • 13日(火)の東京市場の再開 — 日経平均は9日に小幅ながら3日続落でした。連休中に韓国の半導体株が大きく下げたことが、東京の半導体関連株にどう影響するかが注目されます。同じ13日には米大手銀行の7〜9月期決算が始まります。
  • 14日(水)の米9月消費者物価指数(CPI) — 追加利上げの見通しに関わる数字で、ドル円や金利の動きに影響しやすい材料です。

ひとこと解説

今日の韓国のニュースに出てきた**「外国人の売り越し」**について整理しておきます。

株式市場では、投資家を「個人」「機関(年金や投資信託、証券会社など)」「外国人(海外の投資家)」のように分けて、それぞれが買った金額と売った金額の差を集計しています。売った金額のほうが多ければ「売り越し」、買った金額のほうが多ければ「買い越し」です。

韓国や日本の市場では、外国人投資家の売買代金が大きいため、その動きが相場の方向を左右しやすいとされています。今日のKOSPIでは、外国人が2兆ウォンあまりを売り越した一方、個人は1兆ウォンあまりを買い越しました。このように個人が下がったところで買い、外国人が売る形は珍しくありません。ただし、売り越しの数字は「その日に誰がどれだけ売り買いしたか」を示すもので、今後の値動きを示すものではありません。


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