3連休明けとなった24日(木)の東京市場で、日経平均株価は4日続伸し、495円高の6万5513円で取引を終えました。休場中に米国で半導体株が大きく上げた流れを受けて、上げ幅は一時1,200円を超え6万6000円台に乗せる場面もありました。ただ、国内の長期金利が一時3.075%と約30年ぶりの水準まで上がったことが重荷となって伸び悩み、市場全体の動きを示すTOPIXは反落しています。
| 東京市場(9月24日) | 終値 | 前営業日(18日)比 |
|---|---|---|
| 日経平均株価 | 65,513.99円 | +495.04円(+0.76%) |
| TOPIX(東証株価指数) | 4,075.30 | -15.84(-0.39%) |
| その他(9月24日) | 水準 | 備考 |
|---|---|---|
| 日経平均の日中高値 | 66,249.11円 | 前場に上げ幅1,200円超 |
| 新発10年物国債利回り(長期金利) | 一時3.075% | 1996年8月以来の高さ |
| ドル円(15時時点) | 158円22銭 | 本日の値幅 157円80銭〜158円37銭 |
何があった?
連休中の米国の半導体株高に追いつく動き。 東京市場が休みだった19〜23日に、米国ではナスダック総合指数が22日に最高値を付けるなど、AI・半導体関連株が大きく上昇しました。連休明けの東京ではその流れを取り込む形で、アドバンテスト、イビデン、東京エレクトロンなど日経平均への影響が大きい半導体関連株に買いが集まりました。日経平均の前場の終値は864円高の6万5883円でした。
長期金利が約30年ぶりの水準に。 23日に発表された欧米のPMI(購買担当者景気指数)が市場予想を上回り、欧米で追加利上げの見方が強まったことから、海外の金利上昇が日本の国債市場にも広がりました。新発10年物国債の利回りは一時3.075%と、1996年8月以来の高い水準を付けています。午前中には債券先物で、値動きが大きくなりすぎたときに取引を一時止める「サーキット・ブレーカー」が発動したと伝えられています。
金利に弱い銘柄は売られ、TOPIXはマイナス。 金利の上昇は借り入れの負担を重くするため、電力・ガスや鉄鋼など設備にお金がかかる業種には売りが出ました。前場では三菱UFJフィナンシャル・グループや東京海上ホールディングスといった金融株も下げています。日経平均は値がさの半導体株に押し上げられた一方、銘柄全体の時価総額で動くTOPIXは下落となり、指数によって明暗が分かれた一日でした。
ソフトバンクグループは外債発行を発表。 ソフトバンクグループは、ドル建てとユーロ建てで合わせて約1兆7,600億円の社債を発行すると発表しました。利率は最も高いもので9.75%と伝えられ、金利負担が意識されて株価が下げに転じる場面がありました。
円は158円台前半。 米10年債利回りが5.1%台で高止まりしていることからドルが買われやすく、ドル円は15時時点で158円22銭と、正午ごろからやや円安・ドル高に動きました。
注目ポイント
米中首脳会談。 中国の習近平国家主席とトランプ大統領の会談が24日(米国時間)に予定されています。貿易、AI、重要鉱物などが議題とされ、発言の内容次第で半導体などハイテク株の値動きにつながる可能性があります。
日米の金利の行方。 米10年債利回りは5.1%台と約19年ぶりの高さ、日本の長期金利も約30年ぶりの水準です。株式市場では「AIによる成長期待」と「金利上昇による割高感」の綱引きが続いており、金利の動きが引き続き相場の方向を左右しそうです。
円安と当局の姿勢。 ドル円は158円台で推移しています。18日に日銀が「レートチェック」を行ったと伝えられて以降の円高分は取り戻しており、これ以上の円安に当局がどう対応するかに関心が集まっています。
ひとこと解説
日経平均とTOPIX、なぜ逆の動きになるの? 日経平均は、東証プライム市場から選ばれた225銘柄の株価をもとに計算する指数で、株価が高い(値がさ)銘柄の影響が大きくなる仕組みです。アドバンテストや東京エレクトロンのような値がさ株が大きく上がると、他の多くの銘柄が下がっていても日経平均は上がることがあります。
一方のTOPIXは、東証に上場する幅広い銘柄を時価総額(会社の規模)に応じて反映する指数です。銀行や電力、商社など大企業が多く含まれるため、「市場全体の雰囲気」をつかむのに向いています。今日のように2つの指数の方向が分かれたときは、「一部の銘柄が大きく上げただけで、全体としては売りが多かった」と読むことができます。ニュースを見るときは、両方の指数をセットで確認するのがおすすめです。
出典
- 日経平均株価(日経225)リアルタイムチャート・推移・ニュース - 日本経済新聞
- TOPIX(東証株価指数)リアルタイムチャート・推移・最新ニュース - 日本経済新聞
- 日経平均大引け 4日続伸 495円高の6万5513円 - 日本経済新聞
- 日経平均終値495円高 メタ発の買い波及、AI成長期待と金利高綱引き - 日本経済新聞
- 日経平均終値、495円高の6万5513円…4営業日連続で上昇 - 読売新聞(Infoseekニュース)
- 【株式市場】日経平均4日続伸、495円高の6万5513円、AI・半導体株がけん引 - 日本インタビュ新聞
- 東証前引け 日経平均は続伸 一時1200円高、米半導体株高が波及 - 日本経済新聞
- 長期金利、一時3.075%に上昇 米国の債券売りが波及 - 日本経済新聞
- 長期金利上昇、一時3.075% - 共同通信(nippon.com)
- 長期金利、3.055%に急伸 債券先物はサーキット・ブレーカー発動 - 日本経済新聞
- ソフトバンクGがジャンク債約1兆8000億円、最大9.75%の高利率に需要 - Bloomberg
- 東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み - Myforex