23日(水)夜の米国市場は、株価指数先物が小幅に下げた状態で取引開始を迎えます。前日22日はナスダック総合指数が2日連続で最高値を更新した一方、ダウ平均は185ドル安と、指数ごとに明暗が分かれました。6日続落していた原油は、北海ブレント先物が1バレル=100ドル台に戻しています。今夜は中国の習近平国家主席がワシントンに到着する予定で、24日の米中首脳会談を前に様子見の雰囲気が広がっています。
| 22日(火)の米国市場 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種 | 51,863.69ドル | -185.14(-0.36%) |
| S&P500種株価指数 | 7,764.64 | -0.06(-0.00%) |
| ナスダック総合指数 | 27,244.28 | +122.19(+0.45%) |
| 23日の米株価指数先物(日本時間21時台) | 前日比 |
|---|---|
| NYダウ先物 | -0.2〜-0.3%前後 |
| S&P500先物 | -0.1%前後 |
| ナスダック100先物 | -0.2〜-0.3%前後 |
※先物は参照する時刻によって水準が変わるため、複数のデータ提供元でおおむね一致した範囲を示しています。
| 原油・金利(23日、日本時間21時台) | 水準 | 前日比 |
|---|---|---|
| WTI原油先物 | 1バレル=90ドル台 | +0.2〜+0.4%前後 |
| 北海ブレント原油先物 | 1バレル=100ドル台前半 | +1.1〜+1.2%前後 |
| 米10年債利回り | 4.99%前後 | 約0.02ポイント上昇 |
何があった?
22日は「ハイテク高・金融安」。 メタ・プラットフォームズのAIエージェントアプリ「Muse」がアップルのApp Storeで首位になったことが話題となり、同社株は前日の大幅高に続いて上昇しました。AI関連の大型株に買いが続き、ナスダック総合指数は2日連続の最高値です。一方で、チャールズ・シュワブなど金融株が大きく下げ、ダウ平均の重しになりました。S&P500は前日とほぼ同じ水準で取引を終えています。
米国とイランが国連総会の場で協議。 22日にはニューヨークで米国とイランの当局者が約3時間会談し、トランプ大統領は「とても良い会合だった」と述べたと伝えられています。サウジアラビアが東西パイプラインの稼働を再開したことも重なり、原油は供給不安の後退から下げが続いていました。ただ、23日は6日続落のあとの買い戻しも入り、ブレントは再び100ドル台に乗せています。
朝の決算はゼネラル・ミルズが予想を上回る。 食品大手ゼネラル・ミルズが取引開始前に発表した2026年6〜8月期決算は、調整後の1株利益が0.75ドルと市場予想(0.72ドル)を上回りました。売上高は44億ドルで、ヨーグルト事業の売却の影響で3%減ったものの、市場予想は上回っています。通期の見通しは据え置きで、株価は取引開始前に小幅高と伝わっています。給与計算サービスのペイチェックスも取引開始前に決算を発表しました。
住宅株には逆風の話題も。 住宅建設のKBホームが22日の取引終了後に発表した決算は、売上高が前年同期比20%減となり、通期の住宅粗利益率の見通しを引き下げました。9月にFRBが利上げに踏み切って以降、住宅ローン金利の高止まりが住宅需要の重しになっているとの見方が出ています。
注目ポイント
- 習近平主席の訪米と24日の米中首脳会談。 習主席は今日、ワシントン近郊の空軍基地でトランプ大統領の出迎えを受け、11年ぶりとなるワシントン訪問を始める予定です。議題には貿易面での休戦、AIの規制、希土類(レアアース)、台湾への武器売却などが挙がっています。半導体やハイテク株は、会談をめぐる報道に反応しやすい状況です。
- PMI速報と原油在庫。 日本時間22時45分ごろには9月の米S&PグローバルPMI(購買担当者景気指数)の速報値が発表されます。23時30分ごろには米エネルギー情報局(EIA)の週間原油在庫統計も予定されており、6日続落から一服した原油の方向感を探る材料になります。
- 金利と「追加利上げ」の見方。 米10年債利回りは5%目前の水準にあります。市場では10月の追加利上げの確率が5割前後と見込まれていると報じられており、今夜予定されるFRBのバー理事の発言に関心が集まっています。
- 明日の東京市場。 東京市場は24日(木)に、3連休明けで4日ぶりに取引を再開します。休場中に進んだナスダックの最高値更新や原油安を、どこまで織り込むかが焦点です。
ひとこと解説
PMI(購買担当者景気指数) — 企業の購買担当者に、受注や生産、雇用などが前月より「良くなった」「悪くなった」かを尋ね、その結果を指数にしたものです。50を上回ると景気の拡大、下回ると縮小を示すとされます。公的な統計より早く発表されるため、景気の変化をいち早くつかむ手がかりとして注目されます。「速報値」は月の途中までの回答で作られ、後日「確報値」で修正されることがあります。
原油在庫統計 — 米国では毎週水曜日に、エネルギー情報局(EIA)が原油やガソリンの在庫量を発表します。在庫が予想より増えれば「需要が弱い、または供給が多い」、減れば「需要が強い」と受け止められやすく、原油価格が動く材料になります。前日には業界団体の米石油協会(API)も独自の集計を公表しており、両者を見比べる投資家も多くいます。
出典
- Stock market today: Dow slips, Nasdaq posts fresh record with AI trade, Trump diplomacy in focus - Yahoo Finance
- 22 September 2026 Market Close & Major Financial Headlines: Nasdaq Sets Another Record - EconCurrents
- United States Stock Market Index - Trading Economics
- Stock market today: Dow, S&P 500, Nasdaq futures muted as oil falls, markets eye looming Trump-Xi meeting - Yahoo Finance
- Wall St futures steady with focus on Mideast talks, US-China summit - Reuters/Investing.com
- Indices Futures - Investing.com
- Crude Oil - Trading Economics
- United States 10-Year Bond Yield - Trading Economics
- Dow Futures Flat as Oil Slide, Iran/China Diplomacy Offset AI Buzz - FX Leaders
- General Mills Fiscal 2027 First-quarter Results - Form 8-K, SEC
- General Mills Q1 2027 Earnings Preview - Alphastreet
- Paychex Schedules First Quarter Fiscal 2027 Earnings Conference Call on September 23, 2026 - GlobeNewswire
- KB Home Q3 2026 Earnings - TheStreet
- KB Home Q3 2026 Earnings: Recap - Yahoo Finance
- PMI data and crude oil inventories highlight Wednesday's economic calendar - Investing.com