来週(8月3日〜7日)は、トヨタ自動車や三菱UFJ、ソフトバンクグループなど国内主力企業の決算発表が集中する「決算ピークウィーク」です。週末には米7月雇用統計も控えます。まずは足元の位置とスケジュールを整理します。

項目 数値
日経平均 先週末終値(7/31) 64,362.02円(前日比 +2,494.59円、+4.03%)
来週の予想レンジ(ザイ・オンライン) 61,000〜68,000円
ドル円(7/31 NY市場) 一時160円53銭まで円安進行後、158円17銭まで反落

先週末の東京市場は、米ハイテク大手の好決算を受けてAI・半導体株に見直し買いが入り、日経平均は一時3,400円超高、終値でも2,494円高の64,362円と急反発しました。この勢いを決算ラッシュの中で維持できるかが来週の焦点です。

来週の注目日程

  • 8月3日(月): 米7月ISM製造業景況指数(日本時間 23時)
  • 週内(8/3〜8/7): トヨタ自動車、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ソフトバンクグループなど国内主力の決算が集中
  • 8月7日(金): 米7月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均時給)

注目ポイント

  • 最大のテーマは国内決算のピークです。指数への影響が大きいトヨタ、三菱UFJ、ソフトバンクグループが相次いで登場します。先週は決算発表後のキオクシアの動きが話題となっており、決算の内容そのものに加えて「発表後にどう動くか」もあわせて注目されています。AI・半導体関連の見直し買いで急反発した直後だけに、決算がその流れを裏づけるかどうかが試される週です。
  • 2つ目は米雇用統計と金利の行方です。先週のFOMCでは据え置きに反対した3名のメンバーがインフレの上振れリスクを指摘して利上げの必要性を主張し、雇用コスト指数などの指標も市場予想を上回ったことで、米金利の上昇とドル買いが意識されています。8月7日の雇用統計が労働市場の強さを示せば追加利上げ観測がさらに強まり、弱ければその巻き戻しが入る——という構図で、株式・為替の両方にとって週末の最大イベントになります。
  • 3つ目は円安と為替介入への警戒です。7月31日のニューヨーク市場でドル円は一時160円53銭まで円安が進んだ後、米財務省・日本の通貨当局による介入の可能性が意識されて158円台へ押し戻されました。「2発目の介入」への警戒が報じられており、円相場が急に動く場面では輸出株・内需株で明暗が分かれやすくなります。指数だけでなくセクターごとの反応にも目を配りたい週です。

ひとこと解説

米雇用統計は、毎月第1金曜日(原則)に発表される米国の雇用に関する統計のまとめです。特に注目されるのは、農業以外の仕事がどれだけ増えたかを示す非農業部門雇用者数失業率、そして賃金の伸びを示す平均時給の3点セット。米国の中央銀行にあたるFRBが金利を上げるか下げるかを判断する重要な材料になるため、世界中の株式・為替市場が毎月この数字を待ち構えています。


出典: